政経―2:オバマに届け私の手紙

【政経主張―第2回】
『戦争と平和と人間に想う』・第四話「オバマ大統領に届け、私の手紙」(その6)より。

【概略】
★気迫で撮った一枚の写真とオバマ大統領への手紙の公開★。
 
【本文】「オバマ大統領に届け、私の手紙」


 昨年(2013年)10月に、広島平和記念館内で、オバマ宛メッセージを記帳した。〈 〉のみ今回付け加えた。それを今回公開する。


 
  Mr. U.S. President Obama....
  I hope that you do come to Hiroshima or Nagasaki, in order to see and know the miserable devastation of an atomic bomb by all means, leaving the issue of right and wrong of the atomic bombing 〈on Hiroshima or Nagasaki〉 on the peaceful table.
  We Japanese pray you might be the messenger for the 〈a great peace〉 of mind.
  May the world be peace!
  From Takamasa Hamada   
  October 6, 2013.


  
 「合衆国大統領オバマ様へ。
 〈広島・長崎への〉原爆投下の是非は平和のテーブルの上に棚上げし、原爆投下の悲惨さを、是非、その目で見て、知っていただきたいのです。そのためには大統領が広島か長崎に是が非でもおいでいただくことを、私は希望しております。
 我々、日本人はあなたが(世界の人々の)大いなる心の安らぎへの伝令者となることを願っております。
 世界が平和になりますように!
浜田隆政から。  
 二〇一三年十月六日」
 
 
 ※なお、下記の写真は、三脚禁止・ストロボ禁止の中で手持ちで撮影した。しかも、修学旅行の学生が多く、彼ら・彼女らの集団とぶつからぬように配慮して撮った。
  この写真だけは絶対に決めると、数十枚撮った。そしてほぼ全部、手振れせずに撮れていた。今回のは1/30秒であるが、1/10秒などの写真も全てきっちりと撮れていた。気迫の撮影、気迫の勝利であった。


 

【追記。2014年12月28日解説】

  • (1)Google+、拙著№14-013-21に掲載した物を掲載。タイトルは『戦争と平和と人間に想う』。第四話「オバマ大統領に届け、私の手紙」(その6)。尚、関連としてはFaceboo書込№14-56~14-59。
  •  【2014年12月28日補足】「長崎・広島への原爆投下の是非を棚上げして」とは、1995年のアメリカでの原爆展示会反対運動に見られた如く、米国内で意見が二分されているため、当面は棚上げしか前には進まないことから記述したものである。詳細は拙著『旅に心を求めて―不条理編・上』(2015年1月30日kindle版発売)を参照していただきたい。なお、この連載の最後に2014年撮影した「教師と子の碑」の写真と共に以下の文章を掲載した。
  • Google№14-013-24:『戦争と平和と人間に想う』。
    第五話「平和への遠い、遠い、遥(はる)かな道」(その3)。
     大統領・国家主席・総理大臣等々という職に就けば、自分の意のままに動くことは至極困難であることは、政治学専門の私は周知している。
     
     そこで、 私は今は何も言わずに、最後の、一枚の写真だけを掲載する。それはこの連載の最初の出発点であった「教師と子の碑」の写真である。...
     
     私は、オバマ大統領をはじめとする各国首脳に、この教師と子の碑の、母親の如くになっていただくことを願っている。
     
     最後に広島平和公園近くのパウロ教会で購入した『心の歌』の一節を掲載し、今回の連載を終了する。
      
     Listen the song the angels sang when you were born.
       Listen to the song in your heart.
     
    (あなたが生まれたときに、うたわれた天使の歌声を聴こう。
        あなたの心のなかの歌に 耳を傾けなさい。)
     
     Anthony de Mello著(古橋昌尚、川村信三訳)『心の歌』(女子パウロ会)、1988年
  •  
  • ※注:上記のGoogle+14-13などは『旅に心を求めて―不条理編・上』とは内容は異なる。これは、原爆の子の像、教師と子の碑、韓国原爆犠牲者慰霊碑、この三つを巡る物語である。そして、最後にオバマへの手紙で締めくくっている。後日、作品化検討中である。