(序)We Won't Kill for Israel - Jewish Conscientious Objectors (Shministim)
https://www.youtube.com/watch?v=9xkfHRmaO4I
9月の歌⇒準備と実験中:正式立ち上げは9月5日
- (2015年)11月の歌・シャロームの解説(Shalom)
- (1)この歌の思い出。
私はギャンブルが嫌いである。にも拘(かか)わらずパチンコに凝(こ)った時期があった。少し、弁解させていただく。当時(1960年から70年前半頃)のパチンコは今とは異なり、ギャンブル性が弱かった。今は勝つか負けるかの世界のようである。私は1994年(事実上は1985年頃)からパチンコはしていないので詳細は知らない。ただ、私がパチンコに終止符を打つ頃でも、パチンコは勝つか負けるかの世界となりつつあった。
今の若い世代は聞くであろう。パチンコで勝つか負けるか以外に何かあるのか、と。昔は引き分けがあった。引き分けとは何か。俗語で、〝遊び台〟というものがあった。出たり、入ったりの繰り返しで、いつまでたっても勝ちもしない(打ち止めにもならない)、だがゼロにもならない、という台が結構あったのである。だから、当時のパチンコにはギャンブルよりも娯楽性があった。パチンコ屋の実況中継でも「今日一日の疲れはパチンコで解消。ジャンジャンバラバラ、ジャンジャンバラバラ、娯楽の王様・パチンコで……」と、マイクを持って店員が大声をあげていた。
ひどいときには、午前10時の開店から、午後10時の閉店まで、200円程度しか使わず、出たり入ったりを繰り返したこともある。詳細には、最初の台で数時間、少したまったパチンコ玉を持ち、次の台に行ってもこれにひっかかり、二台か三台のみで午後十時となったことがあった。頭はくらくら、食事は抜き、そして終わったときに残った玉との景品交換でチョコレート一つ。勝ち負けなしなのである。
また人情もあった。某パチンコ屋に通い詰めると相手も私の顔を覚える。すると、出ない日は、店員がそばにきてヒソヒソという。「兄(にい)ちゃん、こっちにきな」といって私の腕を引っ張り、出る台へ連れて行ってくれたこともある。しかし、それでも出ないときがあった。すると、店員はどこからかパチンコ玉をもってきて、私の台の上に無料でおいてくれたこともある。本題を外れるため、当時のエピソードはここまでとする。パチンコの話は、公式Blogの「夢か現(うつつ)か」シリーズの後で予定している「徒然(つれづれ)なるままに」シリーズの第一弾で記そう。
本題に入る。パチンコ屋にいっていたある日、玉がジャンジャンバラバラと出てきた。「おお~!、これは本日は打ち止めになるぞ」と思った瞬間、ある音楽が流れてきた。その歌は私の心をとらえた。もうパチンコは無視して、その歌に聴き入った。私の性格に一番マッチする音楽であった。そのときは、何の歌か分からなかった。家に帰り、しらべまくった。当時はインタネットなどはない。聞いたこともないし、有名でもない歌のため、何日もかかった。ようやく歌のタイトルが分かった。それは「シャローム」と言う歌であった。「また会うときまで」と訳されるときもある。パレスチナ民謡とかイスラエル民謡と言われている。
今回、ダークダックスの歌で収録しているが、あのときにはダークダックスのこの歌には出合わなかった。若い男性グループの歌で知った。そして、大学院時代に、家庭教師をしていた女の子が、芸術大学を目指し、歌に詳しかったので、この歌について聞いたことがある。すると、その女の子(当時小学校6年生で、私が目の中にいれても痛くないほどかわいがっていた子)がこの歌の歌詞を持ってきてくれた。今でも、その歌詞は大事に保存している。
なお、この歌には更に思い出がある。駿台予備学校の政経授業の1984年度最終授業でこの歌を歌った。いつもは、ほぼ完全に歌えるのであるが、そのときに限り、高音が出ずに大恥をかいた。当時の諸君は、私の歌をきいて、あの程度の歌と勘違いをしていたら困るため、今回、正式な歌を流すので、この歌の真価を勘違いしないでもらいたい。
ところで、最初のパチンコの話に戻る。ジャンジャンと玉が出ていたパチンコはこの歌に聴き惚(ほ)れた後では一切でなくなった。そこで、パチンコ屋を離れた。だが、私の心は満たされていた。
- (2)掲載に当たっての苦闘。
そこで、この歌を今月の歌の一つとして掲載する予定を相当早くから立てていた。ところが、思いのほか難航した。私がコレと思う歌がないのである。もの凄(すご)く探した。だが、ない。日本語版は、ダークダックスの歌があった。しかし、私は現地の人の歌を重視する。するとない。現地の人の歌では全くないのである。結局、現地の人の歌版は見つからなかった。しかし英語版でもひどかった。私は家で何度も愚痴(ぐち)った。これでは私が自分で歌って、その歌をYouTubeにアップロードして流した方よい、と。駿台予備学校講師時代と異なり、今度はぶっつけ本番ではなく、きっちりとできたのを録音してアップロードできるため、本気でそうしようかと考えた。正確には考えざるを得なかった。
だが、私は今は影の男である。もっとも、月ではなく太陽かもしれない。今の世界のリーダーが月で、私が太陽かもしれない。月が光って見えるのは私が照らしているのだ、と。勿論(もちろん)、これは冗談であるが、伴奏などの問題と、ともかく超多忙のため、私が歌ったのをアップロードするのは断念した。
そこで、さらに、現地の人の歌探しに没頭した。計画を立てたのが本年2月であるから、9か月調べたが結局なかった。おそらく、中東紛争などでパレスチナの人がこの歌をYouTubeなどに掲載する機会がないのであろう。そこで、やむなく、かなり良質と思われる日本語版と英語版しか掲載できなかった。
だが、この歌(『Shalom Chaverim(シャローム・ハベリム)』)の現地語版を探しているときに、もう一つの歌・Heiveinu Shalom Aleichem (ヘィヴェィヌ・シャロム・アレィヘム)と出会った。こちらは現地語版もあり、同時に絶対平和を訴えているため、両方を掲載することにした。今月の歌では前者を3曲、後者を3曲としている。公式HPのトップは前者から二曲と幾つかのメッセージ動画を加えた。安らぎ文庫HPでは後者を中心に幾つかのメッセージ動画を加えた。同時に、両HPとも、一定の時期に今月の歌に掲載していない物と置き換えを予定している。その場合にも、公式HPは前者の歌の別バージョンで、安らぎHPは後者の歌の別バージョンで置き換える予定でいる。
ちなみに、「Shalom」という語は「平和」を意味するそうであるが、通常の日常的な挨拶としても使われており、「こんにちは」とか「さようなら」という意味だそうである。なお、前者の歌(『Shalom Chaverim(シャローム・ハベリム)』)は「Chaverim(ハベリム/ハヴェリム)」が「私の友」を意味することから、「さよなら友よ(また会う日まで)」となるそうである。英語で言えばSee you again. ドイツ語で言えばAufwidersehenとでもなるであろうか。後者の歌・Heiveinu Shalom Aleichem (ヘィヴェィヌ・シャロム・アレィヘム)のAleichemは2人称の複数形(たとえば、私が思うには英語のYouとかドイツ語のSie)だそうであり、日本語にすると「平和があなたがたすべてに訪れますように」だそうである。
(3)【今月の歌の構成】
(A)両者ともにトップは日本語版
→前者ではダークダックスの素晴(すば)らしい歌声を、後者では平和への迫力のある歌をご堪能ください。
(B)歌詞若しくは映像中心版
(C)外国の人が歌う素晴らしい歌声をご堪能(たんのう)ください。
- (4)問題提起
①今回、中東を取り上げるに至って、私の、大昔の中東紛争に関する授業を思い出した。ここでは解説をせずに問題提起だけを行う。
―もし、長期にわたるユダヤ人差別がなかったならば、
―もし、植民地時代がなかったならば、(特に宗主国の二枚舌・三枚舌言動がなかったならば)、
―もし、ユダヤ人とアラブ人をいがみ合わせる政策が実施されていなかったならば(今日のいがみあいは、自然発生ではなく、過去の政策的いがみ合いの残物である)、
―もし、ヒトラーがユダヤ人虐殺をしていなかったならば、
―もし、石油が大昔同様に、燃えて汚い飲めない・やっかいな液体のままであったならば、
今日のごとく中東紛争はなかったであろう。
②授業から遠ざかった今、振り返り思うこと。
それは、
―イラク問題の根源は中東紛争にあったのでは、
―アルカイダなどのテロ問題の根底も中東問題にあったのでは、
―9・11事件なるものの根底・遠因も、中東問題が、
―今日のシリア情勢・ISなるものも、根底には中東問題が
―日本の集団的自衛権なるものの誘因も、中東問題が
もし、②が事実とすると、現在大問題となっている、大半の問題が中東問題に根ざしていることとなる。それが事実ならば、①の問題を現在、再度考察しなければならないであろう。
そこで、今回、中東問題の大特集を組んでいる。これらの特集をお互いに見ながら、中東問題、世界の今を見つめなおそうではありませんか。
(5)今回の中東問題大特集
①今月の歌=「イスラエル・パレスチナの歌・二つのシャローム」
②公式HPトップ編→今月の歌・シャローム・ハベリムから二曲とメッセージビデオ(今月の歌と重複)、15日か25日頃今月の歌以外から別のバージョン紹介
③安らぎ文庫HPトップ編→今月の歌・ヘィヴェィヌ・シャロム・アレィヘムから二曲とメッセージビデオ。
→15日か25日頃今月の歌以外から別のバージョン紹介
④公式HP→世界と日本の出来事・中東紛争の解説ビデオ
一つは国連提供のもの(約30分=日本語)
一つは中東問題の歴史的解説(10分=日本語字幕)→隔日置き換えで10週余り掲載。
⑤公式HP→中東の首脳とオバマ大統領の感想(動画News)
⑥安らぎBlog→掲載に当たって(この文書と同一)
⑦随所で→中東問題に関するコンテンツを提供予定。
- (6)最後に。
今月の歌及び中東大特集に当たり、Shministimなる語に出会った。{おそらく、「ミフターヴ・シュミニスティーム」という名前の兵役拒否グループに由来する語と思われる。}簡単に言えば、良心良心的兵役拒否(conscientious objection)という意味である。彼ら・彼女らの呼びかけを随所に掲載している。彼ら・彼女らは、自らの信念のため、兵役を拒否し、懲役に服する意思を表明している。懲役のみならず、彼ら・彼女らには、今後幾多の試練が待っているであろう。
私は、彼ら・彼女らを断固支持する。(I do support them.)
彼ら・彼女らの呼びかけに是非耳を傾けていただきたい。
その意味からもShalom(平和)なる語が文字通り挨拶(あいさつ)になることを願い、シャロームを今月の歌として特集する。
なお、絶対平和のために、私は世界連邦を提唱している。そして、その前に国連の大改革、それでも無理ならば世界連邦の一歩前段階の新国際秩序構築を提言している。世界の安全は約二百か国の共同の力で守るである。当面は世界二百か国からなる合流軍隊の設立を、である。(ただし、私は党派中立・宗派中立のため、世界連邦運動を含めて、いかなる組織にも加入しない。それは公言だからである。)
①シャロームの歌 ダークダックス
―私の感想!お見事の一言。
https://www.youtube.com/watch?v=VBu7tl0S6AY
【浜田隆政コメント】歌と映像(写真画質):歌もよい(現地語)Go
【YouTubeコメント】2009/12/01 にアップロード
シャローム チャぺリン シャローム チャぺリン
シャローム シャローム
レッシュトラオ レッシュトラオ レッシュトラオ
何処かでまたいつか逢えるさ
また逢おう また逢おう 何処かで
きれいな思い出 だきしめ
また逢おう また逢おう 何処かで
みどりの星二つ 寄り添う
はなれても はなれても 寄り添う
※何処かでまたいつか逢えるさ
泣かないで 泣かないで さようなら
(※くり返し)
泣かないで 泣かないで さようなら
②Shalom Chaverim
――英語字幕版
https://www.youtube.com/watch?v=KRZaop5ZoJA
【浜田コメント】
③Shalom Chaverim
―合唱(絵と共に):素晴らしい歌声です。
https://www.youtube.com/watch?v=kJQmUooPfo8
④HEVENU SHALOM ALECHEM (JAPANESE) Arranged by Ilya Pushkin
すごい迫力です。平和!平和!平和!の強調。日本語で歌っています
https://www.youtube.com/watch?v=CbJOxU9P1ec
⑤Havenu Shalom
――映像確認用
https://www.youtube.com/watch?v=nANMTH3rzH4
※
⑥The Cantors - Hevenu Shalom Aleichem
何も書くまい
https://www.youtube.com/watch?v=c0o2H_Gvs2Y
【YouTube版コメント】2009/11/17 にアップロード
⑦兵役を拒否し、刑務所入りを望むユダヤ人の若者たち Conscientious Objectors
https://www.youtube.com/watch?v=01fJFUf_vL8
浜田隆政コメント】是非、見てください。日本語字幕がでます。 【YouTube添付コメント】2012/01/16 にアップロード(日本語字幕版)http://december18th.org/パレスチナ人とは、シオニズムに基づいた欧米からのユダヤ人の再入植活動が本格化する以前からこの地域に居住していたアラブ人を指す。東ローマ帝国治下のユダヤ人やサマリア人などの子孫がアラブ人の征服に依りイスラムに改宗、言語的にアラブ化したのがパレスチナ人の起源である。ローマ帝国による征服以来、パレスチナは大国の版図内に組み込まれ続けており、また3大陸の結節点に位置する交通の要衝として人の往来や戦役も多く、さまざまな民族と混血している。現在、パレスチナに在住するパレスチナ人は約400万人、ヨルダン在住の難民が300万人、その他の国への移民や難民を含めると約940万人であるといわれる。ユダヤ人(英語: Jew, 漢語: 猶太)とは、ユダヤ教を信仰する者(宗教集団)、あるいはユダヤ人を親に持つ者(民族集団)という2つの捉え方がある。中世以前は前者の捉え方がなされていたが、19世紀の国民国家出現以降は差別する側からもされる側からも後者の捉え方が出現した。明治時代に作られた日本語である「ユダヤ人」という呼称が現在はほぼ一貫して使用されている。それ以前や戦中頃までは「セム人」と称されることが多かった。ユダヤ人は「中東イスラエルに住む、ユダヤ教を信仰する民族」として認識されている。日本では信仰としてユダヤ教を信じる者は「ユダヤ教徒」と呼称され、「イスラエル国家を形成する民族ユダヤ人」とは別として認識・呼称される事が多い。良心的兵役拒否(Conscientious objection)とは国家組織の暴力、とりわけあらゆる形態ないしは特定の状況下の戦争に参加することや義務兵役されることを望まないこと。当人の良心に基づく信念であり、拒否した者を良心的兵役拒否者 (conscientious objectors, CO's) という。参考:ウィキペディア
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