9月の歌⇒準備と実験中:正式立ち上げは9月5日
- 10月の歌・コンドルは飛んでいく(El Condor Pasa)
- (Ⅰ)コンドルは飛んでいく。
本年(2015年)2月にアメリカに行った。そして、ラスベガスからグランドキャニオン方面にいくバスの中で、徹夜続きにもかかわらず、外を見続けていた。日本ではお目にかかれない風景であった。詳細は、浜田隆政写真物語館・絆(きずな)の間を参照していただきたい。そのとき、ずっと耳鳴りがしているように思えた。疲れているのだから。だが、耳鳴りではなく、コンドルは飛んでいくのメロディが流れ続けていた。
このときに、帰国したならば「コンドルは飛んでいく」を「今月の歌」で取り上げることにしていた。
アメリカでの日程は、拙著公式HPの2015年Fieldwork―3(http://takahama-chan.sakura.ne.jp/news.html)で紹介しているごとく、いわば死の日程であった。
だが、感慨深かった。思えば、人権問題などの社会問題に関心を持ち始めたのが1968年頃からであった。キング牧師が暗殺されたのが1968年4月4日であった。その後もアメリカで人種問題が吹き荒れていた。
そして、今、アメリカ大統領がオバマ氏である。私が生きているうちに、アフリカン・アメリカンの人が大統領になるなどとは夢にも思わなかった。
だから、できる限りオバマ氏が大統領のときにアメリカに行きたかった。しかし、予算上、夢物語に近かった。それが本年(交通費・現地移動費・宿代込…み)五万円台でのアメリカ行きツアーが舞い込んできた。
私は心の友としていた大統領が二人いた。一人が盧武鉉氏であり、もう一人がオバマ氏である。盧武鉉氏が大統領の間に韓国にいくつもりであったが、彼は周知の如(ごと)く、若くして自らで自らの命を絶った。そのときの思いもあり、「オバマ氏が大統領の間にアメリカに」を夢としていた。
アメリカへの旅では道中などいろいろあったが、有益なこともかなりあった。それらの話は後日するとして、このアメリカ道中でなぜか、(誰も演奏していないのに、耳鳴りと紙一重で私の脳の中で)終始流れていたのが「コンドルは飛んでいく」であった。
(Ⅱ)「コンドルは飛んでいく」の簡単な解説。
この歌は三部構成だそうである。ウィキペディアの解説を以下紹介する。
「…1部がヤラビと呼ばれるアンデスの寒く乾いた山を連想させるもの悲しい旋律、2部がフォックス・インカイコまたはパサカージェと呼ばれる行進曲調のリズム、3部がワイノと呼ばれる華やかな舞曲となっている。サイモン&ガーファンクルがカバーしたのは、このうちの第1部の部分だけである。
……
この曲は1913年にペルー人作曲家であり民俗音楽研究家であったダニエル・アロミア=ロブレスが、自身で採譜した伝承曲のメロディをモチーフにして書いたサルスエラ(オペラの一種)の序曲として発表された。……。サルスエラそのものは当時のロシア革命やメキシコ革命などを時代背景として先住民系鉱山労働者の団結とアメリカ人鉱山主との闘争をうたったかなり政治的メッセージ色の強いものだったが、序曲であったため原曲には歌詞はない。
このサルスエラ作品は当時かなり話題を呼んだがその内容があまりにも政治的に過激であったためかその後、上演されなくなり美しいメロディを持った序曲だけが民族音楽化して残った。……
……
なお、サイモン&ガーファンクルの『コンドルは飛んで行く』はこのロス・インカスの音源に彼らの歌をミックスしたものである。コンドルは南米最大の飛ぶ鳥で、その優雅に舞う姿などからアンデスの神話などで重要な役割を果たしている。
(ウィキペディアからの引用終了)
(Ⅲ)今回の紹介の仕方と「今月の歌」について。
今月の歌では次の三パターンで、この歌を紹介することにした。
(1)ペルー・南米の人が歌う、あるいは、演奏するすばらしい歌で。
(2)原作の趣を強く残している歌で。
(3)最後がサイモンとガーファンクルの歌である。
なお、(3)に関しては英語での全文を掲載しているので参照してもらいたい。
ところで、私の仕事に対して、なぜか妨害が多い。この「今月の歌」(原則として毎月5日発表を予定している)もそうである。昨日から本日にかけての妨害模様は私の各種HP類でわかるであろう。今回も、この原稿をぎりぎりかけるかどうかに追い込まれている。それ以外に妨害が必ずあるのが、8月6日に広島へ行く場合である。また、フィールドワークも妨害が多い。しかも、大義のあるときのフィールドワークほど妨害が大きい。
さらに、「今月の歌」作成に当たっては揶揄(やゆ)されたり、茶化(ちゃか)されたりすることが多い。だが、私はこう思うのである。それは、私の安らぎ文庫HPの安らぎ英語に書いた通りである。
「Listen to the song
the angels sang
when you were born.
Listen to the song in your heart..
(-あなたが生まれたときに
うたわれた 天使の歌声を 聴こう
あなたの心のなかの歌に
耳を傾けなさい- )」(Anthony de Mello)
(私のHPの以下参照。ただし、もう二週間程度でこのページは改予定でいる。http://h-takamasa.com/conversation/index.html)
私は、歌とそれを歌っている国の人を結びつけたときに、戦(いくさ)を防ぐ上で一定の効果があると信じているのである。
「もし、志を同じくする人がいたならば、世界の歌を、その地の人々と結びつけて広げていこうではありませんか。」私は今、193か国を対象としている。
{今回から、使用する国の解説を私のHPで行っている。}
最後に、今回、掲載するのを迷った演奏・歌が今回掲載した歌・演奏とは別に約12あり、それらの幾つかを私の公式HPや安らぎ文庫HPで順次紹介していく予定でいる。
①EL CONDOR PASA - FERNANDO LIMA
―私の感想!お見事の一言。
https://www.youtube.com/watch?v=gw7vQZki-Nc
【浜田隆政コメント】歌と映像(写真画質):歌もよい(現地語)Go
【YouTubeコメント】
Versión del contratenor Fernando Lima del tema El Cóndor Pasa que es parte
de su disco Pasión.
Fernando dice:
Entrañable melodía del folclore latinoamericano que ha llamado mi atención
desde siempre. Espero haber podido aportar una nueva forma de disfrutarla.
El Cóndor de los Andes despertó
Con la luz de un feliz amanecer Hummm
Sus alas lentamente desplegó
Y bajó al río azul para beber Hummm.
Tras él la tierra se cubrió
De verdor, de amor y paz
Tras él el prado floreció
Y el sol brotó en el trigal, en el trigal Hummm.
El cóndor al pasar me dijo a mí
Sígueme más allá y tu verás Hummm
En la espalda del cóndor me senté
A volar, cada vez más alto al cielo alcanzar Hummm.
Mirar, mirar hacia la tierra
Tan distinta de lo que vi.
Fronteras no se deben ver
Todo el mundo desde allí
Es lo que vi. Hummm.
El cóndor de los Andes descendió
Al llegar un feliz amanecer Hummm
El cóndor al cantar me escuchó
Repitió, son hermanos, todos iguales.
Tras él la tierra se cubrió
De verdor, de amor y paz
Tras él el prado floreció
Y el sol brotó en el trigal
En el trigal Hummm Hummm Hummmmm
②Leo Rojas - El Condor Pasa
――彼のビデオは膨大に見た。努力がすごい。
https://www.youtube.com/watch?v=8kQZHYbZkLs
【浜田コメント】例の男性の一人多種演奏:風景良:努力がよい
③El Cóndor Pasa...Única Versión Original, según la partitura de Daniel
Alomía Robles.
―このビデオが一番、本来のこの歌を表現しているように思えた。
https://www.youtube.com/watch?v=7tIrD-QcqF4
【聞いたときの浜田コメント】オリジナル 、Go!!!
【YouTubeコメント】2013/12/15 に公開
Única Versión Original de "El cóndor pasa..." tocada según la
partitura, compuesta y escrita por Daniel Alomía Robles (reconstruida por
Luis Salazar Mejía); se escuchan las tres partes más conocidas y tocadas
de esta zarzuela como son: Preludio, Pasacalle y Kashua. Este es el arreglo
que hizo Daniel para piano (que vendió en Estados Unidos), y el cual todos
tomaron como base para hacer su versión.Esta es la única versión en todo
YOUTUBE que es la original, ya que fue escrito para Orquesta y no para
instrumentos andinos. La reconstrucción de estos fragmentos musicales estuvo
a cargo del musicólogo Luis Alberto Salazar Mejía. Colaboraron en la revisión
de las mismas los maestros Daniel Dorival y Claude Ferrier. En total son
7 partes musicales, de las cuales sólo escuchamos tres, estos fragmentos
no tienen letras ni en español ni en quechua. Todas las letras que existen
para estas melodías son apócrifas. Revisión de las partituras de Luis Alberto
Salazar Mejía, Daniel Dorival y Claude Ferrier. Obra extraída del CD que
acompaña al libreto reeditado y presentado en el Ministerio de Cultura
del Perú, el 16 de Julio del año 2013. También forma parte de la música
de la Zarzuela reestrenada el 14, 15 y 16 de Noviembre en el teatro de
la UNI., celebrando sus primeros 100 años, ya que fue estrenada el 19 de
Diciembre de 1913, en el Teatro Mazzi de la Ciudad de Lima Perú. El libreto
fue escrito por el dramaturgo Julio Baudouin. Producción General de Mario
Cerrón Fetta. Más información en Wikipedia...https://es.wikipedia.org/wiki/El_c%C3...
④EL CONDOR PASA。
この演奏も原作のイメージをよく伝えている。画質は今一つであるが、風景は原作に近い感じがする。笛の演奏。もの悲しい。
https://www.youtube.com/watch?v=CtUZzCe6-bk#t=73
⑤EL CONDOR PASA [PAN PIPES]
――写真が大変よい。歌も演奏もよい。この歌の原点に近いグループの方である。
https://www.youtube.com/watch?v=Z1E0nEe8RxMcom
※
⑥Simon & Garfunkel : El Condor Pasa (1970)
何も書くまい!ご存じ、サイモンとガーファンクルの歌。今回はレコード盤であるが、公式HPか安らぎHPの方で二週間後くらいに、現地の風景の流れるサイモンとガーファンクルの歌を流す予定でいる。下に英語の歌詞があるので、語学に興味のある人は参考にしていただきたい。
https://www.youtube.com/watch?v=pey29CLID3I
【YouTube版コメント】2009/11/17 にアップロード
I'd rather be a sparrow than a snail.
Yes I would,
If I could,
I surely would.
I'd rather be a hammer than a nail.
Yes I would,
If I only could,
I surely would.
CHORUS
Away, I'd rather sail away
Like a swan that's here and gone
A man gets tied up to the ground
He gives the world
Its saddest sound,
Its saddest sound.
I'd rather be a forest than a street.
Yes I would.
If I could,
I surely woud.
I'd rather feel the earth beneath my feet,
Yes I would.
If I only could,
I surely would.
。